甲南大学知能情報学部神原研究室

プライバシセキュアヒューマンロボットインタラクション

対話環境推定に基づくプライバシを守るヒューマンロボットインタラクション：
周りの環境（人がいる・いない）に合わせて、ロボットが人のように発話のタイミングを遅らせたり、ささやき声で話すなど、
対話内容のプライバシを保護する対話方式を開発します
研究概要	人と対話を行うロボットの社会サービスなどへの利用が注目されており、自動対話文生成AIなどの急激な発達によりその実現への期待が高まっています。しかし現在は、対話文の文脈や内容の正確さを高める技術の開発に主眼が置かれており、実際のサービス利用時に重要となるプライバシ保護に関する問題は考慮されていません。厳密にプライバシ保護しなければ、ロボットが本人のものではない個人情報を間違えて他人に提供したり、近くに他人がいるにも関わらず個人情報を含む対話を行ってしまう可能性がある。本研究では、人とロボットが対話を行う際、対話のプライバシを守るフレームワークを提案する。具体的には、１）ロボットによる対話者の常時認証技術、２）プライバシレベルを付加した対話文生成技術、３）対話環境推定に基づくプライバシを守る対話技術の開発を行います。